現代住宅の問題
現在の住まいの床下は基礎に囲まれ、風が通りにくく、湿気が停滞しやすい構造といえます。
ふだん見ることのない床下は、約3年から5年ほどで水回りの床下から、カビや腐朽菌、さらにはシロアリ・ダニや不快害虫までも繁殖するケースが多く報告されています。
また、温度差による結露も、建物の強度劣化の原因となります。
このような状態になる前に、計画的に床下・天井裏を換気することが住まいにとってたいせつなことなのです。

床下換気の対策
カビや腐朽菌、害虫の発生を制御します。
住まいの大敵「湿気・結露」は、床下にダニ・カビ・腐朽菌や害虫を発生させます。
キッチンや洗面所などの水回りの床下はとくに湿気が多くカビや腐朽菌の温床といわれています。
床下のよどんだ空気を活発に動かすことで、カビ・腐朽菌や不快害虫をよせつけません。

建物の強度を保ち、耐久性を向上させます。
床下の湿気によって床下木部の含水率が高くなると、土台の強度までも劣化させます。
風通しを良くすることで含水率を下げ、建物の耐久性を向上させます。

家族と住まいの健康をサポートします。
住まいの換気不足による、家族の健康への影響が心配されています。
シックハウス症候群やアトピー性皮膚炎など、さまざまな病気の原因は合板接着剤に含まれるホルムアルデヒド、VOCや床下のダニ・カビだといわれています。
こうした化学物質を屋外へ排出することが、とてもたいせつなのです。
